初めて映画を観た日
下記は以前自分のホムペのコラムで書いた文を拝借。
その日、僕(当時6才)と弟(3才)は父に連れられ近くの映画館まで、てくてく歩いていった。
ポップコーンの匂いが充満しているロビーを抜け赤い扉をくぐり席についた僕は、なにが始まるかも知らずにただじっとスクリーンを見つめていた。
暫くして画面に現れたのは空飛ぶ、いや宇宙空間を回転しながら飛んで行く亀の姿。なぜだかその亀は、刀のように鋭く尖った頭を持つ怪獣と(どっちも怪獣だけど)死闘を繰り広げている。いつ正義の味方が出てくるのか気を揉んでいると、いつのまにか亀が刀野郎をやっつけてしまい、火を噴きながら自分の星へ帰って行った。
終わり頃になって初めてこの亀が「ガメラ」でこの映画の主人公だった事を知った。
しかしその刀野郎が「大悪獣ギロン」(大悪獣なだけに、かなりのワルだったようだ)と言う名前であるのを知ったのは、つい最近の事
(参照)で、2本立ての「東海道お化け道中」の方が全く記憶に無いのはどうしてなんだろうか、凄く気になるな~。