「いってこい」でチャラ

良明

2008年01月27日 12:39

昨日のネタ「1、2、3、…」。実は以前にもギターの弦にまつわる話がありまして、今回はそれを紹介します。時は2002年4月です。

 先日、夜のライブに備えてギターの弦を張り換えた時の事である。いつものように先ずアコースティックギターの古い弦をはずして[燃えないゴミ]のゴミ箱に入れ(読谷村は分別収集なのである)、新しい弦(もちろん未開封)を箱から出し6弦(太い方)側から張っていった。
 順に5弦、4弦、3、2、と張っていくとどうした事か1弦が見当たらない。あたりをくまなく探してみるが無い、無い、無い。とりあえず着ていた服を脱ぎ捨て探すがやっぱり無い。
 「ちきしようー!」今迄、何百回と弦を交換してきて1本足りないなんて事はなかったのに...。こんなことって、こんなことって...。落ち込みながらも、しかしこのピンチを乗り切る方法を考えた。
 しかたない、こんな時にはあの人を呼ぼう。「おーい、リサイクルマーン。」〜「ほ~い俺はリサイクルマン、地球に優しくされてる男(ISO14001認証取得未)なのだ~。」、そう心で叫んでから[燃えないゴミ]に手を突っ込み先程放り込んだ弦をとりだして、「君にはまだ頑張ってもらおう。」そう呟いて1弦を張った。
 今日は1弦をあんまり弾かない様にしようかな(とりあえずそう言う事はできる)と思いながら、今度はエレクトリックギターの方を新しい弦に張り換えた。
 6、5、4、3、2、1と今度は無事全部を張り換え、あと片付けをしていると、「おや、エレキ弦のパッケージの中にもう1本弦が入っているぞ..。」調べてみるとエレキ用の2弦がもうひとつ余分に入っているではないか(6本とも色分けしてあるのですぐわかる)。おまけにアコギ用の1弦とエレキ用の2弦とは太さがほぼ同じなので、代用することができるのである。
 こんなことって、こんなことって(2度目)...。不思議な事が2度もあるなんて「もしかして今日は何か特別な日なのか?」、そう思いながらアコギの弦をもう1度張り換えてその日のライブに向かった。
 「よーし今日はついてるんだか、ついてないんだかわかんないけど、アグレッシブにいくぞー!。」と意気込んではみたが、いつもの音で、いつものフレーズを弾いている自分がそこにいた...。