メロン記念日
二月に入って連日の雨。太陽サンお元気ですか?と尋ねたくなる今日この頃、我が家の裏庭にはパパイヤが立派に実っております(写真)。食べたい人がいたら穫りにきて〜(笑)。なんでも家の母によると植えた覚えもなければ世話した事もないらしい。
そういえば昔こんな事がありました。(いつも昔話ですみません…)
30年以上前メロンは高価な果物でした。(もちろん今でも桐の箱に入っている様なやつは結構なお値段はするのだが...)いちど母がそのメロンをどういう訳だか買って来てくれた事があった。
初めて見たメロンに親子でひとしきり感動した後、母が台所に持って行き切り分けた。しばらくして僕の前に出て来たメロンを「いっただっきま~す。」とかぶりついてみると、お口の中にはナントモ言えない苦味と、渋みが...。
「ま、まず~い。」なんじゃこりゃ、メロンってこんな味なの?と思いながらも気を取り直してもう一度かじってみるがやっぱりまずい。
「かあちゃん、これおいしくないよ。」と言うと、母も「本当だおいしくないねぇー。」とおっしゃる。そりゃそーだろう、僕らが食べたのは種がある真ん中の方だったのだから...。かんじんの果肉の方はというと皮と一緒に厚く剥かれてゴミ箱に放り込まれていたのだから...。 しばらくて母は何かに気付いたようにその皮を拾って来て食べはじめ、「ああ、こっちはおいしい。」とつぶやいた。僕も一応食べてみたのだが、口の中はさっきの後味が残っていたため「微妙」な感じで、おいしいとは思えなかった。
そんな事があって以後2度とメロンを買って来る事はなかった。そんな母も今日がウン歳の誕生日。2月9日は本人曰く「肉の日」らしい。メロンじゃなくて普通の上等肉買ってあげようかな。